ヨーヨー釣りセットはダイソーやセリアなど100均に売ってる？

夏祭りやおうち時間のアクティビティとして人気のヨーヨー釣り。特に「ヨーヨー釣りセットをダイソーで手に入れたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、ダイソーの商品情報を中心に、セリアやキャンドゥといった他の100均、さらにはドンキでの取り扱い状況まで詳しく比較します。

ヨーヨー風船の基本的な作り方はもちろん、付属のポンプがなくても困らない代用のアイデアも紹介します。

また、300円で買える商品の有無や、水ヨーヨーで本格的なヨーヨーの技、例えばマジックヨーヨーで見られるようなアクセルスピンができるのか、といった素朴な疑問にもお答えします。

この記事を読めば、100均のヨーヨー釣りセットを最大限に楽しむための全ての情報が手に入ります。この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

ヨーヨー釣りセットはダイソーで買える？他店と比較

おうちで夏祭り気分を味わいたい時、まず思いつくのがダイソーをはじめとする100円ショップです。ヨーヨー釣りセットは、手軽に楽しめるアイテムとして非常に人気があります。

ここでは、ダイソーの商品を中心に、セリアやキャンドゥ、ドン・キホーテといった他店でどのような関連商品が手に入るのかを比較し、それぞれの特徴を解説します。

水風船とヨーヨーの違いと正式名称は？

お祭りの屋台で見かけるカラフルな水ヨーヨーですが、「水風船」とは厳密には異なるものです。それぞれの違いを理解すると、目的に合った商品を選びやすくなります。

目的と構造の違い

水風船は、その名の通り水を入れて遊ぶための風船で、主に投げ合ったり割って楽しんだりすることが目的です。そのため、ゴムが薄く、比較的割れやすいように作られています。

一方、一般的に「水ヨーヨー」または「ヨーヨー風船」と呼ばれるものは、水と少量の空気を入れ、指でついて遊ぶことを目的としています。ゴムの弾力性を活かしてポンポンと弾ませるため、水風船に比べてゴムが厚く、丈夫にできています。また、指にかけるためのゴム紐が付いている点が最大の違いです。

「水ヨーヨー」に正式名称はある？

「水ヨーヨー」や「ヨーヨー風船」は一般的な通称であり、実は法律などで定められた厳密な「正式名称」というものは存在しません。玩具業界では、商品を区別するためにメーカーが独自の商品名を付けています。例えば、おもちゃ問屋の業界用語で風船を「チカ」と呼び、水ヨーヨーを「水チカ（スイチカ）」と呼ぶこともあるようです。しかし、一般的には「水ヨーヨー」や「ヨーヨー風船」で十分に通用します。

したがって、商品を探す際は、単なる「水風船」ではなく、「ヨーヨー風船」や「ヨーヨー釣りセット」といったキーワードで探すことが、目的のアイテムを見つけるための鍵となります。

ダイソーにあるヨーヨー風船と300円商品

ヨーヨー釣りセットを探す際に、最も身近な選択肢となるのがダイソーです。ダイソーでは、手軽にヨーヨー作りを始められるセットが販売されており、多くの人に利用されています。

定番の110円「ヨーヨー風船ポンプ付」

ダイソーで最も代表的な商品は、「ヨーヨー風船ポンプ付」です。これは110円（税込）で、ヨーヨー風船4個、糸ゴム4本、そして専用の小型ポンプがセットになっています。これ一つ購入するだけで、すぐにヨーヨー作りを始められる手軽さが最大のメリットです。風船の製造から完成まで全て国内で行われており、アレルギーの原因となりうるタンパク質を分解除去した天然ゴムを使用している点も特徴です。

300円商品の現状

過去には様々な価格帯の商品がありましたが、2024年から2025年にかけての時点では、「ヨーヨー釣り」に特化した300円（税込330円）のセット商品は、定番としては見受けられません。ただし、夏場の季節商品として、水鉄砲と一体になった大型の加圧式ポンプなどが330円で販売されることはあります。これは本来水鉄砲ですが、そのポンプ機能を水風船作りに応用することは可能です。

店舗の規模や在庫状況によって品揃えは大きく異なるため、特定の商品を探している場合は、ダイソーの公式ネットストアで在庫を確認するか、近隣の大型店舗に問い合わせてみると良いでしょう。

セリアで買えるヨーヨー釣りグッズ

ダイソーと並んで人気の100円ショップであるセリアでも、おうち縁日を盛り上げるヨーヨー関連商品が販売されています。セリアの商品は、ダイソーとは少し異なる特徴を持っています。

セリアでは、ヨーヨー風船そのものよりも、「ヨーヨー釣り」という遊びの側面に焦点を当てたアイテムが見つかりやすい傾向にあります。例えば、「ヨーヨーつり用針・紙セット」がその代表です。このセットには、金属製の釣り針と、水に濡れると破れやすくなる「こより」状の紙が複数セットになっています。

また、店舗によってはダイソーと同様にポンプ付きのヨーヨー風船セットが販売されていることもありますが、セリアの強みは、釣るための「ポイ」や「すくい枠」といった、他の縁日遊びにも使えるアイテムが充実している点です。これらのアイテムと水に浮くおもちゃを組み合わせることで、ヨーヨー釣りだけでなく、スーパーボールすくいや金魚すくいごっこも同時に楽しめます。

ダイソーが「ヨーヨー風船を作ること」から始められるオールインワンパッケージを提供しているのに対し、セリアは「ヨーヨーを釣る遊び」をより本格的に楽しむためのパーツを揃えやすい、と考えると良いかもしれません。自宅にある水風船を活用したい場合や、釣る遊び自体をメインに考えたい場合は、セリアのアイテムが非常に役立ちます。

キャンドゥでのヨーヨーセットの販売状況

100円ショップの中でも、おしゃれなデザインの商品が多いことで知られるキャンドゥですが、ヨーヨー釣りセットの取り扱いについては、ダイソーやセリアと比較すると情報が少ないのが現状です。

過去には夏祭りシーズンに合わせて、金魚すくいやヨーヨー釣りに関連するグッズが店頭に並んだという情報もあります。しかし、定番商品として常時在庫している可能性は低いと考えられます。キャンドゥの店舗は、他の100円ショップに比べて小規模な場合も多く、季節商品の取り扱いは店舗の方針やスペースに大きく左右されます。

2024年から2025年にかけての時点では、キャンドゥでヨーヨー釣り専用セットの目撃情報は非常に限られています。もし近隣にキャンドゥしかない場合でも、諦める前に一度、季節もののおもちゃコーナーを探してみる価値はあります。しかし、確実に入手したいのであれば、品揃えが安定しているダイソーやセリアを先に訪れる方が効率的と言えるでしょう。

ドンキでヨーヨー釣りセットは売ってる？

バラエティ豊かな商品が揃うドン・キホーテでは、ヨーヨー釣りセットも取り扱っているのでしょうか。

ドン・キホーテでは、特に夏休みシーズンになると、パーティーグッズやおもちゃのコーナーでヨーヨー釣りセットが販売されることがあります。ただし、100円ショップのように常時置かれている定番商品ではありません。季節限定商品としての扱いがほとんどで、店舗によって入荷の有無や時期が異なります。

ドン・キホーテで販売されているセットは、100円ショップのものよりも内容量が多い傾向にあります。例えば、ヨーヨー風船が50個や100個入った大容量パックや、ポンプ、釣り針、釣り紙などが全て揃った本格的なセットが見つかる可能性があります。価格は内容に応じて1,000円から2,000円程度が相場です。

町内会のお祭りや子供会のイベントなど、たくさんのヨーヨーが必要な場合には、ドン・キホーテや通販サイトで大容量セットを購入するのが適しています。一方、家庭で数人で少しだけ楽しみたい、という目的であれば、ダイソーやセリアで手に入る小分けのセットの方がコストパフォーマンスに優れていると考えられます。

ダイソーのヨーヨー釣りセットの使い方と疑問解決

ダイソーでヨーヨー釣りセットを手に入れたら、次はいよいよヨーヨー作りです。ここでは、基本的な作り方から、ポンプがない場合の代用方法、完成したヨーヨーの寿命、そして多くの人が抱く「おもちゃのヨーヨーで技はできるのか？」という疑問まで、分かりやすく解説していきます。

ダイソーのヨーヨーの作り方と膨らませ方

ダイソーの「ヨーヨー風船ポンプ付」セットを使えば、誰でも簡単にヨーヨー風船を作ることができます。正しい手順と、きれいに膨らませるためのちょっとしたコツを覚えておきましょう。

基本的な作り方の手順

1. 水の準備: まず、付属のポンプに水を入れます。ポンプ本体の半分くらいの量が目安です。あまり多く入れすぎると、圧力がかかりにくくなることがあります。
2. 加圧: ポンプのキャップをしっかりと閉め、ハンドルを5?7回ほど上下に動かしてボトル内を加圧します。
3. 風船のセット: ヨーヨー風船の口を、ポンプの先端ノズルにしっかりと差し込みます。この時、風船が濡れているとスムーズに入ります。
4. 注入: 風船の口元を手で押さえながら、ポンプのレバーをゆっくりと下げます。すると、水と空気が一緒に注入され、風船が膨らみ始めます。直径8cmくらいが適度な大きさです。
5. 口を結ぶ: 適度な大きさになったら、風船の口を付属の糸ゴムでしっかりと結びます。これで完成です。パッケージに詳しい結び方が記載されているので、参考にすると良いでしょう。

上手な膨らませ方のコツ

ヨーヨー風船をきれいで弾力のある球体にするための最大のポイントは、水と空気のバランスです。水だけをたくさん入れてしまうと重くなりすぎて弾まず、逆に空気が多すぎると軽くて水ヨーヨーらしい質感が出ません。

ポンプで注入する際に、少し水を入れ、次に少し空気を入れる、という感覚で調整するのがおすすめです。完成したヨーヨーを軽くついてみて、心地よくポンポンと弾むようであれば、理想的なバランスと言えます。最初は少し難しいかもしれませんが、数個作るうちにコツが掴めてきます。

ヨーヨーのポンプを代用するアイデア

ダイソーのセットにはポンプが付属していますが、「ポンプをなくしてしまった」「風船だけ追加で買った」という場合に、身近なものでポンプを代用する方法がいくつかあります。

最も手軽なのは、空のペットボトルを活用する方法です。ペットボトルのキャップに、キリなどで風船の口が入る程度の小さな穴を開けます。

ペットボトルに水を入れ、キャップを閉めてからボトル本体を強く押すことで、水を発射させて風船に水を入れることができます。空気も一緒に入れるのは難しいですが、水を入れる工程はこれで代用可能です。

また、ドレッシングや醤油の空き容器も使えます。特に、先端が細くなっているタイプの容器は、風船の口に差し込みやすく便利です。容器を握って中の水を押し出すようにして使います。

その他にも、化粧水や乳液のポンプ式ボトルをきれいに洗浄して使う方法もあります。一度に送れる水の量は少ないですが、少しずつ注入できるため、大きさの調整がしやすいという利点があります。

どの方法を試すにしても、衛生面を考慮し、使用する容器は必ずきれいに洗浄してから使うことが大切です。これらの代用アイデアを知っておけば、ポンプがない状況でも慌てずヨーヨー作りを楽しめます。

作ったヨーヨーは何日持つ？保存のコツ

せっかく作った水ヨーヨー、できるだけ長く楽しみたいものです。しかし、水ヨーヨーはゴム製品であるため、残念ながら永久にその状態を保つことはできません。

一般的に、水ヨーヨーが弾力性を保ち、遊べる状態でいられるのは1日から2日程度が目安です。時間が経つにつれて、ゴムの隙間から少しずつ空気が抜けたり、中の水分が蒸発したりして、徐々にしぼんでいきます。また、ゴム自体も光や温度の変化によって劣化が進みます。

少しでも長持ちさせるための保存のコツは、直射日光や高温多湿を避けることです。例えば、使わない時はビニール袋などに入れて、家の中の涼しく暗い場所に保管しておくと、ゴムの劣化を遅らせることができます。

ただし、これはあくまで劣化を遅らせるための対策であり、数日以上きれいな状態を保つのは難しいと理解しておくのが良いでしょう。

特に、小さなお子さんがいるご家庭では、劣化したゴムが突然破れて水が飛び散る可能性も考慮し、早めに遊び切るか、処分することをおすすめします。

100均でハイパーヨーヨーの技は無理？

「ヨーヨー」と聞くと、華麗な技を繰り広げる競技用のヨーヨーを思い浮かべる方もいるかもしれません。

特に90年代に大ブームを巻き起こした「ハイパーヨーヨー」のような本格的な技は、100均で手に入るおもちゃのヨーヨーで再現できるのでしょうか。

この答えは、残念ながら「ほぼ不可能」です。その理由は、ヨーヨーの構造に根本的な違いがあるからです。
100均で販売されているプラスチック製のヨーヨーや、お祭りの水ヨーヨーは、糸が軸に直接固定されています。そのため、投げ下ろすとすぐに戻ってきてしまい、空転（スリープ）する時間が非常に短く作られています。

一方、ハイパーヨーヨーに代表される競技用ヨーヨーには、「ボールベアリング」という部品が内蔵されています。このベアリングのおかげで、ヨーヨー本体が糸の周りを長時間空転し続けることができ、その間に様々な技（トリック）を繰り出すことが可能になります。

したがって、100均のヨーヨーは、ヨーヨーの基本的な動きである「投げ下ろしてキャッチする」という遊びを楽しむためのものであり、ハイパーヨーヨーのようなスリープを前提とした技の練習には適していません。

マジックヨーヨーのアクセルスピンとは

100均のヨーヨーの話から一歩進んで、競技用ヨーヨーの世界に目を向けてみましょう。「マジックヨーヨー」とは、高性能な競技用ヨーヨーを比較的安価で製造している海外ブランドの一つです。

マジックヨーヨーのような競技用モデルで可能になる技の一つに「アクセルスピン」があります。これは、ヨーヨーを空転（スリープ）させる技ではなく、ヨーヨーの軸（アクセル）自体を手で持って回転させる、いわば手回しの技です。ヨーヨーの側面を指で持ち、水平に構えてから勢いよく弾くことで、ヨーヨーが高速で回転します。

この技のポイントは、ヨーヨー本体の重量バランスと形状にあります。マジックヨーヨーをはじめとする競技用モデルは、精密に設計されているため、安定して長時間回転させることができます。

一方で、水ヨーヨーや100均のプラスチック製ヨーヨーは、このような精密な設計にはなっていません。重量も軽く、バランスも均一ではないため、アクセルスピンのような技を試みても、すぐに回転が止まってしまい、安定させることは非常に困難です。

このように、お祭りで楽しむ水ヨーヨーと、技を追求する競技用ヨーヨーは、同じ「ヨーヨー」という名前でも、全く異なる目的と構造を持ったおもちゃなのです。

総括：ヨーヨー釣りセットはダイソーで揃えよう

この記事では、ダイソーで手に入るヨーヨー釣りセットを中心に、他店との比較や作り方、様々な疑問について解説してきました。最後に、記事の重要なポイントをまとめます。

• おうちで手軽にヨーヨー釣りを楽しむならダイソーが最も手軽な選択肢
• ダイソーの定番商品は110円で風船4個とポンプが揃うセット
• セリアは釣り針やポイなど「釣る」ための道具が充実している
• キャンドゥはヨーヨー関連商品の定番取り扱いが少ない傾向にある
• ドン・キホーテでは夏期に大容量セットが販売されることがある
• 水ヨーヨーは水と空気を入れ、指でついて遊ぶおもちゃ
• 水風船は水を入れ、投げて割るなどして遊ぶおもちゃ
• ヨーヨー作りは水と空気のバランスがきれいな球体を作るコツ
• 付属ポンプの代用には洗浄したペットボトルや醤油差しが使える
• 完成した水ヨーヨーが遊べる期間の目安は1日から2日程度
• 長持ちさせるには直射日光や高温を避けて保管するのが良い
• 100均のヨーヨーは構造が違い、ハイパーヨーヨーのような技はできない
• 競技用ヨーヨーには長時間空転させるためのベアリングが入っている
• アクセルスピンは競技用ヨーヨーで行う手回しの技
• 水ヨーヨーと競技用ヨーヨーは全く異なる目的と構造を持つおもちゃ