ミョウバンはどこで買う？薬局や100均の売り場を解説

ミョウバンはどこで買うか、迷っていませんか。消臭やワキガ対策、掃除など様々な用途で注目されていますが、いざ探してみると、薬局のどこにあるのか分からなかったり、近所のウエルシアやマツキヨでの取扱状況が気になったりするものです。

また、焼きミョウバンとの違いや、それぞれの値段についても知っておきたいところでしょう。

ダイソーのような100円ショップで見かけることはあるのか、あるいは確実に入手できるAmazonなどの通販を利用すべきか、悩みは尽きません。

特に、焼きミョウバンを薬局で探している方も多いようです。

この記事では、重曹との使い分けなども含め、ミョウバンの購入に関するあらゆる疑問にお答えします。

ミョウバンはどこで買う？店舗別の取扱い一覧

ミョウバンは薬局のどこで売っている？

ミョウバンは、多くのドラッグストアや薬局で取り扱いがあります。しかし、広い店内ではどこに陳列されているか分かりにくいことも少なくありません。

一般的に、ミョウバンが置かれている可能性が高いのは、精製水やワセリン、消毒用エタノールなどが並ぶ「医薬品・衛生用品」のコーナーです。

特に、手作りの化粧水やスキンケア用品の材料として認識されているため、これらの商品群の近くを探すと見つけやすいでしょう。

また、店舗によっては、制汗剤やデオドラント製品が並ぶ棚に置かれているケースもあります。

これはミョウバンの持つ収れん作用や殺菌作用が、汗や体臭を抑える目的で利用されるためです。

さらに、漬物の色止めやアク抜きといった食用としての需要が高まる初夏から夏にかけては、季節商品の特設コーナーや、調味料売り場に近い場所に移動していることも考えられます。

もし店内を探しても見つからない場合は、サービスカウンターや近くの店員さんに「ミョウバンはどこにありますか？」と尋ねるのが最も確実な方法です。

その際は、「食用ですか、掃除用ですか？」と用途を尋ねられることもあるため、あらかじめ何に使いたいかを伝えると、よりスムーズに案内してもらえます。

ウエルシアでのミョウバンの売り場は？

大手ドラッグストアチェーンのウエルシアでも、ミョウバンを購入することが可能です。

ウエルシアで取り扱われているのは、主に「焼きミョウバン」と呼ばれる、水分を飛ばして粉末状にしたタイプの製品です。

ウエルシアの店舗でミョウバンを探す場合、前述の通り、まずはワセリンやグリセリンなどが置かれているスキンケア用品の材料コーナーを確認してみるのが良いでしょう。

また、制汗剤やフットケア用品の棚に、消臭目的の商品として陳列されている可能性もあります。

価格帯としては、メーカーにもよりますが、100g入りのパッケージで300円前後から販売されていることが多く、比較的手に取りやすい値段設定です。

ただし、注意点として、全てのウエルシア店舗で必ずしもミョウバンを取り扱っているわけではありません。

店舗の規模や地域ごとの品揃え方針によって在庫がない場合も考えられます。

そのため、確実に手に入れたい場合は、事前に最寄りの店舗へ電話で在庫状況を問い合わせてから訪問することをおすすめします。これにより、無駄足になるのを防げます。

マツキヨにもミョウバンはあるのか？

マツモトキヨシ（マツキヨ）でも、ミョウバンの取り扱いが確認できています。マツキヨで販売されているのも、ウエルシアと同様に「焼きミョウバン」が主流です。

水に溶けやすく使い勝手が良いため、スキンケアや消臭スプレー用途に適しています。

マツキヨの店内では、医薬品のコーナーや、手作り化粧品の材料が置かれている棚を探すのが一般的です。

店舗によっては、掃除用品のコーナーで、重曹やクエン酸などと一緒に並べられていることもあります。

価格は100gあたり300円前後からが目安となり、他のドラッグストアと大きな価格差はないようです。プライベートブランドではなく、健栄製薬などの製薬会社が製造した製品が置かれていることが多いでしょう。

マツキヨも全国に多数の店舗を展開していますが、店舗の立地や規模によってはミョウバンを置いていない可能性もゼロではありません。

もし店内で見つけられない場合は、店員さんに尋ねるか、マツモトキヨシの公式オンラインストアを利用するのも一つの手です。

オンラインストアであれば、在庫を確認した上で注文し、自宅や最寄りの店舗で受け取ることができ非常に便利です。

ダイソーでミョウバンは購入できる？

100円ショップのダイソーでも、ミョウバンが販売されていることがあります。

ただし、ダイソーで取り扱われているミョウバンには、いくつか注意すべき点が存在します。

最も大きな特徴は、その用途です。ダイソーのミョウバンは、主に子供の自由研究や科学実験用の「結晶づくりキット」として販売されていることがほとんどです。

そのため、食品への添加や、肌に直接塗布する化粧品としての使用は想定されていません。

パッケージにも食用ではない旨が明記されているため、購入の際は必ず確認が必要です。

売り場は、文房具コーナーや、夏休みシーズンに特設される自由研究コーナー、おもちゃ売り場などで見つけることができます。

価格は100円（税抜）と非常に安価ですが、内容量は少なく、あくまでお試しや実験目的の製品と考えるべきでしょう。

もし、消臭や料理などに使用する目的でミョウバンを探しているのであれば、ダイソーではなく、後述する薬局やスーパー、通販サイトで購入することをおすすめします。

安全性を考慮し、用途に適した製品を選ぶことが大切です。

焼きミョウバンも薬局で入手可能か

はい、焼きミョウバンは多くの薬局やドラッグストアで入手可能です。

一般的に、店頭で「ミョウバン」として販売されている製品の多くは、この「焼きミョウバン」です。

焼きミョウバンとは、ミョウバンの結晶から加熱することで水分（結晶水）を取り除き、粉末状にしたものを指します。この加工により、水に溶けやすくなるというメリットが生まれます。

そのため、自家製のミョウバン水（消臭スプレー）を作ったり、料理で手軽に使ったりするのに非常に適しています。

薬局では、健栄製薬や大洋製薬といったメーカーの製品がよく見られます。

パッケージは袋入りやプラスチック容器入りなど様々ですが、容量は100gや500gといった単位で販売されていることが多いです。

売り場は、店舗によって多少異なりますが、一般的には衛生用品やスキンケア用品の材料コーナー、あるいは漬物用の塩などが置かれる食品添加物の棚にあります。

価格は100gあたり300円前後からが相場ですが、大容量のものを購入する方がグラムあたりの単価は安くなる傾向にあります。

焼きミョウバンは、その使いやすさから広く普及しており、薬局は最も手に入れやすい購入先の一つと言えるでしょう。

Amazonならミョウバンが確実に手に入る

実店舗をいくつか探し回ってもミョウバンが見つからなかった場合や、より多くの選択肢から選びたい場合には、Amazonをはじめとするネット通販の利用が非常に便利です。

Amazonでは、多種多様なミョウバン製品が取り扱われています。

薬局でよく見かける健栄製薬の焼きミョウバンはもちろんのこと、NICHIGA（ニチガ）などが販売する大容量の業務用サイズまで、幅広いラインナップから選ぶことができます。

容量も500gや1kgといったお得なパックが多く、頻繁に使用する方にとってはコストパフォーマンスに優れています。

また、ネット通販の大きなメリットは、購入者のレビューを参考にできる点です。

実際に商品を使った人の感想を読むことで、「溶けやすさ」「消臭効果の高さ」「パッケージの使い勝手」など、購入前に品質をある程度把握することが可能です。

ただし、注意点として、商品価格の他に送料がかかる場合があります。

プライム会員であれば送料無料の対象商品も多いですが、購入前には必ず送料を含めた総額を確認しましょう。

確実に、そして様々な種類の中から自分に合ったミョウバンを選びたいのであれば、Amazonは非常に有力な選択肢となります。

知識で選ぶ！ミョウバンはどこで買うのが最適か

ミョウバンと焼きミョウバンの違いとは

ミョウバンを購入する際、「ミョウバン」と「焼きミョウバン」という2つの名称を目にすることがあります。

これらは基本的に同じ「硫酸アルミニウムカリウム」という物質ですが、その性質と形状に明確な違いがあります。

項目	ミョウバン（生ミョウバン）	焼きミョウバン
状態	分を含んだ結晶状	水分を飛ばした粉末状
水への溶解度	溶けにくい	溶けやすい
主な用途	漬物の色付け、水質浄化、実験	消臭スプレー、制汗、料理のアク抜き
保存	比較的安定	湿気を吸いやすいため密閉が必要

ミョウバン（生ミョウバン）

ミョウバン、または生ミョウバンは、水分を含んだままの結晶の状態です。見た目は無色透明の塊で、水に溶けるのに少し時間がかかるという特徴があります。

この性質から、ゆっくりと成分を溶出させたい水質浄化や、昔ながらの製法で漬物を作る際に使用されることがあります。

焼きミョウバン

一方、焼きミョウバンは、この生ミョウバンを加熱処理して水分を完全に飛ばし、サラサラの白い粉末状にしたものです。

スーパーや薬局で一般的に販売されているのは、ほとんどがこのタイプです。最大のメリットは水に素早く溶けることで、ミョウバン水を作ったり、少量を料理に使ったりする際に非常に便利です。

ただし、水分を飛ばしているため湿気を吸いやすく、開封後はしっかりと密閉して保管する必要があります。

要するに、使いやすさを重視するなら「焼きミョウバン」を選ぶのが一般的です。どちらも効果に本質的な差はないため、用途に応じて適したものを選んでください。

ミョウバンの値段はいくらくらい？

ミョウバンの価格は、購入場所、種類（生ミョウバンか焼きミョウバンか）、そして容量によって変動します。大まかな価格帯を把握しておくことで、どこで購入するのが最も経済的か判断しやすくなります。

以下に、販売場所ごとの一般的な価格の目安をまとめました。

販売場所	容量の目安	価格の目安	100gあたりの単価	特徴
ドラッグストア	100g	250円～400円	250円～400円	手軽に購入できるが、やや割高な場合も。
スーパー	30g～50g	150円～250円	約300円～500円	少量パックが中心。漬物シーズン以外は見つけにくいことも。
100円ショップ	少量（実験用）	110円	110円	最も安価だが、食用や化粧品用途には不向き
ネット通販	500g～1kg	800円～1,500円	160円～300円	容量で単価が最も安い傾向。送料に注意が必要。

このように、少量だけ試してみたい場合はスーパーやドラッグストアが便利ですが、日常的に消臭や掃除などで使用し、コストを抑えたい場合は、ネット通販で大容量のものを購入するのが最も経済的であると考えられます。

例えば、ドラッグストアで100gを300円で購入するのと比較して、ネット通販で1kgを1,500円で購入した場合、100gあたりの価格は半額の150円になります。

ご自身の使用頻度や用途を考え、最適な購入先を選ぶのが賢い選択と言えるでしょう。

消臭に役立つミョウバン水の作り方

ミョウバンが持つ殺菌・制菌作用と収れん作用を活かした「ミョウバン水」は、体臭や生活臭を手軽にケアできる便利なアイテムです。自宅で簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください。

準備するもの

• 焼きミョウバン：約15g～20g（大さじ1杯強）
• 水道水：500ml
• 500ml以上の空のペットボトル（よく洗って乾かしたもの）
• スプレーボトル（完成したミョウバン水を移し替える用）

水（原液）の作り方

1. 空ミョウバンのペットボトルに、焼きミョウバンを入れます。
2. 次に、水道水を注ぎ入れます。ミネラルウォーターではなく、殺菌効果のある塩素が含まれている水道水を使用するのが、保存性を高めるポイントです。
3. ペットボトルのキャップをしっかりと閉め、粉末が溶けるようによく振ります。最初は水が白く濁りますが、心配ありません。
4. そのまま常温で1～2日放置しておくと、濁りがなくなり、無色透明の液体になります。これでミョウバン水の「原液」の完成です。底に溶け残りが少しあっても問題ありません。

使い方と注意点

完成した原液は、そのままでは濃度が高すぎて肌への刺激となる可能性があるため、必ず水で薄めてから使用します。

• 体（ワキなど）に使う場合： 原液を水道水で10倍～20倍に薄めます。（例：原液10mlに対して水90ml～190ml）
• 足や靴の消臭に使う場合： 5倍～10倍程度に薄めて使用します。

薄めたミョウバン水をスプレーボトルに入れ、清潔な肌や靴の中に吹きかけて使います。

初めて肌に使う際は、腕の内側などでパッチテストを行い、赤みやかゆみが出ないか確認してから使用することをおすすめします。

作った原液は冷蔵庫で約1ヶ月、薄めたものは1週間を目安に使い切るようにしましょう。

靴の臭いにもミョウバンが効果的

一日中履いた靴の不快な臭いは、足から出た汗をエサに雑菌が繁殖することが主な原因です。

ミョウバンは、この雑菌の繁殖を抑える効果と、臭いの原因となるアンモニアを中和する働きがあるため、靴の消臭に非常に効果的です。

最も手軽な方法は、前述の方法で作ったミョウバン水（5～10倍希釈）をスプレーボトルに入れ、帰宅後に靴の内側全体に吹きかけることです。

特に雑菌が繁殖しやすい、つま先部分や中敷きにしっかりとスプレーするのがポイントです。

スプレーした後は、風通しの良い場所で翌朝まで完全に乾かしてください。

これを習慣にすることで、臭いの発生を予防できます。

もう一つの方法は、粉末の焼きミョウバンを直接使用する方法です。

お茶パックや古いストッキングなどに焼きミョウバンを大さじ1～2杯程度入れ、口をしっかり縛って簡易的な消臭剤を作ります。

これを靴の中に一晩入れておくだけで、湿気と臭いを吸収してくれます。

この消臭パックは、効果が薄れてきたと感じるまで数週間から1ヶ月ほど繰り返し使用可能です。

ただし、注意点として、革靴などのデリケートな素材にミョウバン水を使用すると、シミや変質の原因になる可能性があります。

目立たない部分で試してから使用するか、粉末タイプの消臭剤を利用するのが安心です。これらの方法で、気になる靴の臭いを根本から対策することができるでしょう。

まとめ：ミョウバンはどこで買うべきか

この記事で解説した「ミョウバンはどこで買うべきか」についての要点を、以下にまとめます。

• ミョウバンは薬局、ドラッグストア、スーパー、100円ショップ、ネット通販などで購入できる
• ウエルシアやマツキヨなどの薬局では、医薬品や衛生用品のコーナーに置かれていることが多い
• 焼きミョウバンは水分を飛ばした粉末状で、水に溶けやすく使い勝手が良い
• 一般的に店頭で販売されているのは焼きミョウバンが主流
• ダイソーなどの100円ショップでは主に実験用キットとして販売されており、食用には適さない
• スーパーでは漬物用の材料として、調味料コーナーで見つけやすい
• 店舗によって売り場や在庫状況が異なるため、店員に尋ねるのが確実
• 値段の相場はドラッグストアで100gあたり300円前後
• コストを重視するならAmazonなどの通販で大容量タイプを購入するのが最も経済的
• 通販サイトでは購入者のレビューを参考に商品を選べるメリットがある
• 焼きミョウバンと水道水があれば、自宅で簡単に消臭用のミョウバン水が作れる
• 靴の消臭にはミョウバン水をスプレーするか、粉末を入れた消臭パックが効果的
• ミョウバンを購入する際は、食用、掃除用、スキンケア用など、あらかじめ用途を明確にしておくことが大切
• 湿気に弱いため、開封後のミョウバンは必ず密閉容器に入れて保管する
• 用途に応じて適切な場所で購入することが、ミョウバン探しの鍵となる